映画「ボクの妻と結婚してください」の感想(ネタバレあり)

ドラマ、映画
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「ボクの妻と結婚してください」を見ました。

2016年公開の映画です。
ドラマ化もされました。
泣ける映画ですが、どこか温かい映画でした。

末期がんの夫とその家族という状況は、
どう描いても悲しくなりそうです。

しかし、この映画は涙だけではなく、
夫の妻への想いと妻の想いを感じながら、
展開を見守りつつ、かつ心を打たれた映画でした。


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あらすじ

放送作家の三村修治(織田裕二)は、
末期のがんと宣告されます。

そこで、自分亡き後、
妻である彩子(吉田羊)と息子が
楽しく生きていくためには、どうしたら良いかを考えます。

妻が再婚したら良いということを思いつきます。
この時点でかなり突拍子もないです。
自分亡き後、
子どものために良い人を見つけて再婚してほしい
という気持ちはわかる気がしますが、
それはあくまで自分が亡くなってからの話です。

しかし、三村は、自分が生きているうちに、
彩子の新しい夫を探すという展開です。

妻の結婚相手を探すため、結婚相談所に向かいます。
そこで、理想の夫を探します。

見つかったのが、会社社長をしている
伊藤正蔵(原田泰造)
独身で既婚歴なし。

三村が2人を直接仲介し、
伊藤は、夫と死別したことになっている
彩子と会うことになります。

三村は、妻に再婚して欲しいこと、
伊藤とお見合いしてほしいことを伝えます。

冗談じゃないと思う彩子。
伊藤も三村の意図を知ることになり、
結婚しないと言います。

感想

三村にとって、
伊藤と彩子が楽しそうに話をしている姿を見るのは
辛いのではと気になります。
きっとそれ以上に
妻の幸せを考えているのでしょう。

妻と伊藤を会わせようという三村の熱意や
どこかずれている方向への努力が笑えます。

終盤に近づくにつれ、
三村の妻への思いがどれだけ強いか、
妻の夫に対する思い、
伊藤の優しさが伝わってきます。

三村の妻への愛はずれているけれど、
究極の愛だなという気がしました。

末期がんという悲しみの映画ではなく、
悲しさの中にも、
楽しく生きようとすることや
夫婦の愛情を感じる、
ほっこりする映画です。


 

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