元介護職員が体験した「有料老人ホーム」のお仕事②

仕事
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以前、有料老人ホームで
働いていました。


前回の続きですが、
その時のことを書きたいと思います。

ただし、私の経験の話であって、
すべての有料老人ホームで共通する話
ではありません。

有料老人ホームで働いていて
大変だったことをつづります。

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辛かったことー夜勤について 
(仮眠まで)

一番、辛いのは夜勤でした。

有料老人ホームに限らず、
他の老人ホームでも
夜勤は大変なところが
多いのではないでしょうか。

夜勤の勤務時間は、
16:30〜9:30でした。
※正確な時間は忘れてしまったので
大体の時間です。

夜勤は週1回くらい回ってきました。
施設によっては、もう少し回数の多いところが
あるかもしれません。

仮眠時間は一応2時間です。

一応、というのは2時間
眠ることは不可能だったからです。

勤務前

夜勤の仕事は、申し送り後から始まります。
しかし、実際には、申し送りよりも早く来て、
夜勤の準備をします。

私の施設では、夜間に掃除をします。
私は仕事が遅いので、
掃除の時間を確保するために、

早目に出勤して、
勤務前に掃除をしていました。

時間前なので、
お客さま対応もなく、
集中して仕事ができるはずですが、

お客さまからトイレに連れて行ってほしいと
声をかけられます。

勤務中の他の職員がいればいいのですが、
別のフロアに行っており、
誰もいないということも
しばしばあり、
私が対応することも
ありました。

申し送り

昼間あったことや
体調の悪いお客さまなどの
情報を聞きます。

食事介助

申し送りの後は、夕食なので、
お客さまを食堂へお連れします。
そして、食事介助です。
食事介助が終わったら、

寝る準備です。

口腔ケア、パジャマへの着替え、
トイレ誘導、おむつ交換をして、
消灯します。

自分の夕食

それが一通り終わると、
自分のご飯ですが、
その間もナースコールに対応するため、
中断されることもしばしばあります。

私はゆっくり座っていられず、
誰も歩いていない廊下を歩きながら、
おにぎりを食べていました。

おむつ交換、トイレ誘導、体位交換、
見回り、ナースコール対応

そして、おむつ交換とトイレ誘導です。
特に夜はひたすら、
おむつ交換とトイレへお連れする仕事です。

日中もやっていますが、
夜勤中はもっと多くなりますし、
一人でやらなければ
なりません。

その間にもナースコールがどんどん鳴ります。

とにかく夜勤は
お客様がぐっすり寝て下さることを
祈りつつ行います。

ナースコールを連打する方もいらっしゃいます。
「連打」っておおげさに
聞こえるかもしれませんが、
本当に連打。

ゲーム機のボタンではありませんよー。
認知症だから、やむを得ないのですが。
押したことも忘れてしまいます。
不安なのでしょう。
ゆっくり寄り添えれば良いのですが、
その時間もなく。

この方につきっきりになってしまうと、
他の方の体位交換(寝返りのお手伝い)や
夜間の安否確認に遅れてしまいます。

遅れることで、
他の方が体調が悪くなったり、
亡くなっていることもありえます。
優先順位を考えながら、
仕事をしていきます。

基本的に体位交換は2時間ごとです。
ご自分で寝返りがうてない方は、
同じ姿勢でずっといるため、
床ずれができてしまうので、
寝返りのお手伝いをします。

他の施設でも、2時間ごとでした。

夜間の見回りは、
2時間ごとでした。
おむつ交換やナースコール対応をしていると、
あっという間に2時間たち、
また次の体位交換、安否確認、
おむつ交換の時間になってしまいます。

2時間ごとの見回りに間に合わず、
お客さまの急変に気がつかなかった
ということにならないよう、
必死でした。

ひたすら、おむつ交換ですが、
その間やナースコール対応をしている間にも、
耳は常に澄ましておく必要がありました。

あまり歩けない方やまったく歩けない方が、
ベッドから降りようとして
転倒する危険性はかなり高いです。

そのような方の床には、
センサーマットが敷いてあります。
床に足を着いたら鳴る仕組みです。


このセンサーマットの音を聞き取る集中力も大事です。

仮眠

夜勤中、眠れません。
一応、仮眠時間は2時間です。
でも、記録があったり、
間に合わなかった掃除をしたり、
仮眠中にフロアを見てくれる相方が
なかなか来ないので、
ナースコール対応したり。

仕事が早い人でも、2時間寝られている人は
いなさそうでした。

夜勤の仮眠までの流れはここまでです。長くなったので、次回は、
仮眠後の動きと大変だったことを
書きたいと思います。


 

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