元介護職員が体験した「有料老人ホーム」のお仕事①

仕事
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有料老人ホームで
働いていたことがあります。
※上の写真は関係ありません。

その時のことを書きたいと思います。

ただし、私の経験の話であって、
すべての有料老人ホームで共通する話
ではありません。

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有料老人ホームとは

利用できる人

おおむね60歳以上の人です。

利用者負担


①入居時の一時金
(ホームによって不要なところや、
数十万円〜数千万円とばらばらです。)

②管理費、食費など日々の生活に関する費用

③介護サービスを利用する場合は、
介護保険による1割負担。

④その他、入居時の契約によって費用が異なります。

利用の方法


直接、施設に申し込みます。

有料老人ホームの種類

NPO法人 日本医療ソーシャルワーク研究会編『医療福祉 総合ガイドブック』2013年度版 医学書院  より

有料老人ホームの仕事

住宅型有料老人ホーム

私が働いていたのは、
住宅型有料老人ホームでした。

住宅型の場合、
介護が必要になった場合は、
訪問介護(ホームヘルパー)などの
サービス事業所と契約し、
そこのスタッフによる
介護サービスを受けながら
ホームで生活をします。

私の働いていた施設では、
寝たきりの方、胃ろうの方、
認知症の重い方、
お元気で一人でバスに乗って
買い物に行ける方も
いらっしゃいました。

お身体の状態に
幅がありました。

介護の必要な方や、
家事援助の必要な方には、
介護職員がホームヘルパーという形で、
入っていました。

画像は、内容とは関係ありません。

働き方

早番(7:00〜16:00)、
日勤 (9:00〜18:00)、
遅番 (10:00〜19:00)、
夜勤 (16:30〜9:30)
※正確な時間は忘れてしまったので
大体の時間です。

残業があって、
なかなか定時では帰れません。

夜勤は週1回くらい回ってきました。
仮眠時間は一応2時間です。

仕事内容

食事・飲み物の介助、朝や就寝前の整容、
排泄介助、トイレ誘導、清掃、
係の仕事があります。

大変だったこと

お客さま対応が辛いです。

当たり前なことですが、
言葉遣いは丁寧に。

施設では、
「MAIZOUさん」と
呼ぶことが多いと思いますが、
私の働いていた有料老人ホームは、
「MAIZOU」です。

施設「利用者」ではなく、
お客さま」です。

お客様のニーズにできる限り、
応えることが求められます。

多額な金額を支払っているため、
最低レベルの介護ではなく、
それ以上のものが求められます。

私の働いていた所では、
お客さまから
依頼のある買い物は、
そのお客さまの担当者が
行います。

夜勤明けで、
眠くて仕方ないのに、
トイレットペーパーを今日中に
買ってこいということも。

夜勤明けの時くらい、他の職員が
変わってくれたり、
老人ホームのトイレットペーパーを
一巻差し上げれば良いのですが、
そういうわけにもいかず。

夜勤明けに自宅に戻って荷物を置き、
スーパーに買いに行き、
職場に戻りお届けする
ということもあります。

ご家族様もお客さまの部屋に
時々いらっしゃいます。

家族が求めるサービスの要求も
高いです。

あからさまに見下すお客さまもいらっしゃいます。

介護職員は女中くらいにしか
思っておらず、
見下した態度をとる方も
いらっしゃいます。

文句を言いたいところですが、
ひたすら耐えます。

でも、ほとんどの方が良い方です。

金持ちならではの余裕からか、
おおらかさな方が
多いような気がします。

それが救いでした。

写真は内容とは関係ありません。

介護度が違う人が一緒にいるために、
元気な方と重い方とでトラブルになる。

ある程度の大きさがある
老人ホームでは、
要介護の方と要支援の方で
フロアが分かれていると思います。

私の所は、介護度がまちまちで、
意思疎通ができない方、
胃ろうの方、
自分でどんどん動ける認知症の方も
同じフロアでした。

認知症の方とお元気な方が
顔を合わせるので、
あいつはなんだ、というような
苦情はあります。


室内(個室)の清掃がありました。(施設によると思います)

居室の掃除、洗濯物畳み等、
家事も必要になってきます。
通常の介護をしつつ、
居室掃除も行います。

大きな施設ならば業者に依頼したり、
清掃専門のパートの方もいるでしょう。

夜勤が辛かったです。

これは、有料老人ホームに限らないと
思います。

長くなりそうなので、また次回にします。

 

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