ほっこりする映画でした。
『ダーリンは外国人とは』
小栗左多里による漫画
『ダーリンは外国人』が
2010年に映画化されました。
著者のさおりは
イタリアとハンガリーのハーフで
アメリカ育ちのトニーと結婚しました。
トニーは日本語べらべらというか、
日本人が知らないような言葉も知っている
言語オタク。
漫画が面白かったので、
Amazonプライムで映画を見ました。
映画のあらすじ
さおり(井上真央)と
トニー(ジョナサン・シェア)のつきあい始めから、
結婚生活までを描いています。
トニーの日本語が流ちょうなのに対し、
全然英語が話せないさおり。
さおりの家族は、父(國村隼)、
母(大竹しのぶ)、姉(国仲涼子)と
豪華な顔ぶれです。
つきあい始めの頃や
両親にトニーを紹介する場面、
二人の日々の生活、葛藤、
アメリカの両親への挨拶について
描かれています。
もっと文化の違いからくる
喧嘩や修羅場があるのかなと思ったら、
意外とほのぼのと進みます。
感想
劇中の音楽が懐かしい感じがします。
さおりとトニーの仲の良い様子が
ほほえましく、
2人で一緒にいると
幸せそうだなと思います。
2人の関係にほっこりさせられた映画でした。
楽しい生活の中にも、
周囲の外国人に対する偏見はあります。
途中、実際の国際結婚夫婦のインタビューも
盛り込まれています。
奥さんは日本人で、
旦那さんは、いろいろな国の出身の方です。
その国ならではと思えることもあり、
文化の違いって面白いなと思いました。
原作の漫画のほうが
言語オタクとの国際結婚という感じで
笑えました。
映画は笑えるシーンがあまりなく、
国際結婚色も少ない気がしました。
トニーが日本語べらべらで、
他の外国人よりも、
いや、日本人よりも日本文化に精通しているから、
国際結婚によるトラブルがあまりないのかな。
国籍が問題なのではなく、
「結婚」は人間として、
どうお互いが歩み寄るかということかなと
思いました。
トニーの人柄の良さ、
さおりとトニーの仲良しな様子に、
心があたたかくなる映画でした。
また漫画を読み直してみたいと思いました。
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