キャピトル東急の魅力は、ラウンジだけではありません。
客室もまた、「和」の趣と洗練された現代的な快適さが絶妙に融合した、特別な空間でした。
エレベーターを降りた瞬間から“特別感”
私が宿泊したのは29階。
客室フロアに足を踏み入れると、ホテル全体に漂う静寂の中に、どこか重厚な品格を感じます。
部屋のドアに掛ける「清掃お願いします」の札が、よくある紙ではなく木札だったのも驚きでした。
そういうちょっとした部分にまで、ホテルの美意識が行き渡っているのを感じます。
扉を開けると…
部屋に入ると、そこには温かみのある和モダン空間が広がっていました。
壁には、源氏物語絵巻のような万葉文字のアート。
何が書いてあるのかは読めないのですが、日本を感じさせてくれます。
窓からは、都会の景色がぐっと広がり、遠くには新宿の高層ビル群、足元には日枝神社の屋根が見えました。
和の空間の静寂の中に、東京という大都市の“今”を感じられる、不思議な感覚に浸れます。
調度品と備品にも感動
客室は、細部まで上質。
お茶を飲むための急須は、なんと鉄瓶。
見た瞬間に「おぉ」と声が漏れました。
旅先での一服も、こうして特別な道具でいただくと、より豊かな時間になります。
しかし、鉄瓶で飲むのを忘れ、電気ケトルでお湯を沸かしたお湯を、そのままカップに注いだ私は庶民です。
アイロン・アイロン台、ふかふかのスリッパも完備。
洗面台の下に積まれたタオルには、間接照明が当てられていて、まるで美術品のようなディスプレイ。
「こういうところまで見せるのか」と、思わず感心してしまいました。
洗面台の引き出しには、レザー調の袋に丁寧に収納されたものが。
なんと、ドライヤー。
ドライヤーが丁寧に袋に収納されているとは。
一つ一つの備品が「これでいい」ではなく、「これがいい」と選ばれたものばかり。
ホスピタリティの本気度が伝わってきます。
バスルームはデザインと機能美の極み
バスルームに入ってさらに驚いたのが、ガラス張りのデザイン。
正直、最初は「お風呂が丸見え!?」と驚きましたが、安心してください。
ガラスの前には、これまた和のテイストの障子戸があり、プライバシーもしっかり確保できます。
湯船はゆったりサイズで、別にガラス張りのシャワーブースも。
シャンプーやコンディショナー、フェイス&ボディソープはLAPIDEM
体重計もありました。
和と洋の絶妙なバランス
布団の上に横たわれば、東京の夜景が窓の外に広がっている。
この“和と都会の融合”が、キャピトル東急ならではの醍醐味だと感じました。
部屋に置かれていたお水は、ホテルのロゴが入った専用ボトル。
ターンダウンの嬉しい心遣い
夜、ラウンジから戻ると、ターンダウンサービスが完了していました。
ベッドサイドにはお水とチョコ、そしてカモミールティーのティーバッグが2つ。
小さな心配りだけれど、その積み重ねが「またここに泊まりたい」と思わせます。
窓の外の夜景は、日中とは違う幻想的な美しさ。ライトアップされた街並みを眺めながら、東京の夜の静けさに包まれる。
そんな贅沢を噛み締めながら、眠りにつきました。
まとめ
キャピトル東急の客室は、ただ寝るだけの場所ではなく、五感で“和の美しさ”と“東京の今”を感じられる場所でした。
細部に宿る美意識と、行き届いたホスピタリティ。
「また訪れたい」と心から思える、心豊かな滞在となりました。
次は違う方角のお部屋に泊まってみたい。そう思わせてくれる、素敵な体験でした。
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