太平洋戦争が終わって
あれからもうすぐ74年。
私が生まれた当時よりも
最近は、戦争が遠い昔になっている気がします。
実体験としての戦争の話ができるのは
もう80歳以上の人からくらいでしょうか。
あと何年くらい話を聞けるでしょうか。
実際に戦争の体験者からお話を聞ける機会は
すでに、なかなかない状況です。
直接お話は聞けなくても、
今、戦争のことを学ぶ必要があると思い、
今回は沖縄旅行を計画しました。
糸数アブチラガマとは
糸数アブチラガマに行ってきました。
沖縄本島南部の
南城市玉城字糸数にある
自然洞窟(ガマ)です
那覇空港より車で40分程度です。
アブチラガマとは
「アブ・・・深い縦の洞穴、
チラ・・・ガケ、
ガマ・・・沖縄の方言で洞穴や窪みのこと。
沖縄本島中南部は
ほとんどが隆起サンゴ礁でできており、
数十万年にわたる雨の浸食によってできた
自然の洞窟が各地にあります。」パンフレットより。
「沖縄戦時、
もともとは糸数集落の避難指定壕でしたが、
日本軍の陣地壕や倉庫として使用され、
戦場が南下するにつれて
南風原陸軍病院の分室となりました。
軍医、看護婦、ひめゆり学徒隊が配属され、
全長270mのガマ内は600人以上の負傷兵で
埋め尽くされました。
昭和20年(1945年)5月25日の南部搬退命令により
病院が搬退したあとは、
糸数の住民と
生き残り負傷兵、日本兵の雑居状態となりました。
その後、米軍の攻撃に遭いながらも生き残り、
8月22日の米軍の投降勧告に従って、
住民と負傷兵はガマを出ました。」
「糸数アブチラガマ(糸数壕)—沖縄戦の実相を現在に伝えるー」より
予約方法
糸数アブチラガマは、予約が必要です。
電話か申込用紙によるFAXで申し込みます。
私は電話予約しました。
人数と希望時間を伝えます。
料金、持ち物、見学の説明を受けます。
見学時間は1時間程度です。
電灯、ガイドなしでは入壕できません。
持ち物
☆懐中電灯(一人1本ずつ)
ない場合は、有料で貸し出しあり。
懐中電灯の電池があるかどうかも確認しましょう。
途中で切れたら大変です。
☆軍手
☆メガネの方は、
あらかじめ曇り止めをしていくと良いかもしれません。
湿度が高い日は、メガネが曇ることがあるそうです。
料金
入壕料(大人250円、小人100円、減免対象者50円)
ガイド料金(2人で1,000円。人数によって、金額は異なる)
懐中電灯使用料(1本250円。懐中電灯の持参がない場合、必要。)
案内センターに到着
受付をすませ、ガイドさんと合流します。
外でヘルメットを借ります(無料)。
大きさはすべて同じだそうです。
子供用はあるのかな?
大きさを各自で調整します。
下を向いて、
ヘルメットが前にずりっと落ちてくるようだと
危険なので、しっかり調整して下さい。
ちなみに私は、
事前に確認したにもかかわらず、
足下を気にしながら下を向くと、
ヘルメットが前にずれ、見えなくなるので、
歩く時、大変でした。
ガマに入る前にしっかり確認しましょう。
ヘルメットと軍手を装着したら、出発です。
いざ出発
外でガマの中の地図を見ながら説明があります。
現在のガマは、
戦争の攻撃や崩落により戦争初期とは、
形が違うところも所々あります。
当時の入り口と今の入り口は真逆です。
現在の入り口の階段は、後で作ったものです。
入り口の所に、
管理人さんがいるので、チケットを渡します。
長くなったので、次回に続きます。
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