2025年7月、北海道白老町にあるウポポイに行きました。
その時、アイヌ料理を体験したので、その時のお話です。
ウポポイに行く前のおすすめスポット:Cafe RIMSEとは?
ウポポイに訪れたら、まずは腹ごしらえとして立ち寄りたいのが Cafe RIMSE(カフェ リㇺセ) です。
ウポポイの入場ゲート前、「歓迎の広場」に位置しており、 入場料なしで利用できる気軽さ が魅力です。
このカフェを運営しているのは 社会福祉法人ホープ。
障害のある仲間とともに、自立と社会参加を願いながら運営されており、 地元食材を使ったアイヌ伝統料理や軽食、ドリンク、お土産品などを提供しています。
観光の合間に立ち寄れるだけでなく、「アイヌ料理を食べてみたい」という人にとっても、ここは絶好のスポットです。
Cafe RIMSEでのメニュー選び
ウポポイ入り前の腹ごしらえとして、3つの選択肢がありました。
- Cafe RIMSE(カフェ リㇺセ)
- ヒンナヒンナキッチン 炎(エントランスのフードコート)
- sweets café ななかまどイレンカ(スイーツやアイヌ紋様のオリジナル製品を販売)
その中で私が選んだのは、アイヌ民族の伝統料理を体験できる Cafe RIMSE。
しっかり食べたかったので、定食のようなものを選びました。
チェプオハウ (鮭の汁物)とキナオハウ(野菜の汁物)の 2 種類があります。
チェプオハウセット(鮭の汁物定食) を注文しました。
※テーブルにある紹介より(電気の光が入り込んで見づらくなってしまいました。)
このセットには、メインのオハウ(汁物)に加えて、
「いなきびごはん」「ラタシケプ(かぼちゃの混ぜ煮)」「コンプシト(団子)」「魚のマリネ」「漬物」「日替わり野草茶」がついてきます。
チェプオハウセットを食べて感じたこと
◆いなきびごはん
いなきびを一緒に炊き込んだご飯。
黄色い粒が入っているため、一瞬、とうもろこしご飯?と思いましたが、実際は「いなきび」という雑穀が混ざっています。
癖もなく、食べやすく、美味しかったです。
◆オハウ(汁物)
アイヌ民族の食事の中で主食となるもの。
食材から出るだし、塩、油のシンプルで優しい味わいの汁物です。
私が注文した チェプオハウ(鮭の汁物) は、出汁のきいた優しい味が体に染みわたりました。
素材そのものの旨みがしっかり生きていて、ほっとする優しい味わい。
すごく美味しかったです。
◆かぼちゃのラタㇱケㇷ゚(かぼちゃの混ぜ煮) (上の写真左)
シケレペ(和名、キハダ)という柑橘類の木の実が使われています。
かぼちゃサラダのようなペースト状のかぼちゃに柑橘系の爽やかな香りが加わり、爽やかで美味しかったです。
◆魚のマリネ (上の写真真ん中)
酸味があり、さっぱりと食べられ、美味しかったです。
◆コンプシト(上の写真右)
素揚げにした昆布を砕いて甘辛く煮たタレをからめたお団子、昆布はアイヌ語の”コンプという呼び名が語源とも言われています。
シト=お団子。
団子(いも餅?)に甘い味噌だれかと思ったら、甘みの中にも昆布だしの味がしっかり効いていて、想像以上に奥深い味でした。
甘みの中に昆布のだしという組み合わせが、今まで食べたことがない味で美味しかったです。
◆漬物
福神漬け?と思ったら、おそらく松前漬の気がします。
美味しかったです。
◆ 日替わりの野草茶
今回は、いたぶり茶でした。
初めて飲みましたが、癖もなく飲みやすいお茶でした。
全体的に、料理はどれも優しい味付けながらも素材の味が感じられ、食べ終わるころには心も体も温まりました。
寒い地域=こってりとした料理という先入観があったのですが、実際は「素材の旨みを大切にしたシンプルで滋味深い味」。
その発見が何より印象的でした。
まとめ:ウポポイで味わうアイヌ料理は必体験!
今回、ウポポイに訪れる前に立ち寄った Cafe RIMSE での食事は、私にとってとても貴重な体験になりました。
特にチェプオハウセットは、味わいもボリュームも大満足。
ほっとするひととき。
それでいて、ボリュームもあり、お腹いっぱいになりました。
ウポポイでの見学前にエネルギーをチャージするのにぴったりでした。
これからウポポイを訪れる方には、ぜひこのカフェでアイヌ料理を味わっていただきたいです。
白老を訪れた時には、また食べに来たいと思いました。
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