猫のまいぞう 今日は誕生日です。家に来たばかりの頃のお話。

猫のまいぞう
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こんにちは。

猫のまいぞうです。

今日、5月7日は私こと、
猫のまいぞうの誕生日です。

今日で11歳になりました。
人間で言うと60歳、つまり還暦なんだって。

7歳から16歳までを「高齢猫」、
17歳から超高齢猫になるんだって。


私はまだまだ若いつもりだけど、
飼い主は、私のことを老けたとか言ってるわ。

口元が緩んできた、受け口になってきた、
毛並みが悪くなってきたって
影で言ってるのを知ってるわ。

11年前の5月に生まれたけど、私がこの家に来たのは、
6月の終わり頃。

生まれてすぐはブリーダーさんの家で育ったの。
その後、ペットショップに行ったのだけど、
ある程度、大きくなってからじゃないと、
ペットショップで売れないの。


この家に来た頃、私はまだ小さくて、
「手乗りまいぞう」とも呼ばれてた。
手のひらサイズだったの。

首輪も一番小さくしてもまだ余っていて、
ネックレスのようになってたの。
あれは邪魔だったわ。

ちなみに猫の首輪は引っ張るとはずれる首輪に
した方がいいわ。

私たち猫はジャンプが得意。
万が一、首輪がどこかにひっかかってしまったら、
大変なことになっちゃう。

その点、引っ張ると外れる首輪なら首輪がとれるから
大丈夫なの。

私がこの家に来たばかりの頃の話。

私がまだ小さすぎるから
広い家の中を歩かせるのは
危険だと言って、

家の人が誰もいない時は、
ケージの中に私を入れてケージの鍵を閉めて
お留守番させられてた。


まだ小さい子猫は、
行動範囲を広げると、危ないから
徐々に大きくしていくらしいの。
広ければいいってもんじゃないみたい。

MAIZOUの夫が、仕事から帰ってくると、
私が廊下を楽しそうに歩いていたの。

次の日も同じことが起こったの。
MAIZOU夫は、てっきりMAIZOUが
鍵を閉め忘れたと思ったんだって。

そういうことが何回か続いたの。
鍵をちゃんと閉めたのにおかしい・・・。

実は、私は、ケージの柵の隙間から外に出ていたの。
行動範囲が狭い方がいいって言っても、
ひとりぼっちで、ずーっといるとさみしいのよ。

MAIZOUはちゃんと鍵を閉めて仕事に行っていたわ。
でも、私はケージの隙間から抜け出せるの。
幅3.7cmの間をするりと抜けたわよ。

いくら小さいからと言っても、
無理と思うでしょ。

それは甘いわね。
猫は、身体が軟らかいの。
するっと抜けられるのよ。

今?今は絶対無理よ。
立派に成長したわ。
私の生きがいは食べることだもん。

今となっては、
どうやってあの柵をすり抜けたのか忘れたわ。


私が子どもの頃、
飼い主のMAIZOUが私につまづいて、
私は踏みつけられそうになってた。

ぴょこぴょこ跳ねるように歩いていたし、
MAIZOUの足の周りにまとわりついているの。

しかも、私は灰色でしょう。
暗いところだと見えづらいみたい。
ケガしなくて良かったわ。

小さいころ、私は嬉しくて人をよく噛んだわ。
その度に怒られたわ。
でもね、本当は猫ってしかっちゃいけないの。

怒られることが怖くて、怒った人を嫌いになるから。

ガーッ。


さて、今日は私の誕生日。
何かごちそう出してくれるのかしら?
ケーキはないのかな。

そういえば、朝はカリカリじゃなくて
缶だったわね。

さてと、そろそろお昼寝の時間だわ。

またお散歩しにくるわね。


 

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