柏原ゆきよ著『10日間で人生が変わる食べ方 電子版』の感想

本・漫画
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kindle unlimitedの電子書籍で読みました。

食べものを悪者にしないという考え方に
気持ちが楽になりました。

糖質制限とは逆の立場の本です。


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『10日間で人生が変わる食べ方』について

著者の柏原ゆきよ氏は管理栄養士です。
この他にも『疲れない体を作る疲れない食事』
『お腹からやせる食べ方』など、
多数の著書があります。

「がまん」も「制限」もなく
心と体が元氣になる
というキャッチフレーズに心を引かれ、
読んでみることにしました。

感 想

食に対する気持ち

食をメンタル面から変えていこうという本です。

“食べ物を“太りやすい食べもの”にするのか、
体を元氣にする“幸せな食べもの”にするのかは、
あなた次第。・・・
太るのは食べたもののせいだけではなく、
あなたの意識のせい。”

食べ過ぎてはいけない、
お菓子を食べてはいけない、
糖質を取り過ぎてはいけない、
脂質を取り過ぎてはいけない、
添加物はとってはいけない、
ジャンクフードは食べてはいけない、
なんて禁止事項が多いのでしょう。

今の時代、
毎日ケーキを食べようと思えば、
毎日食べられます。
昔は、
食べるものにさえ
事欠く人もたくさんいたでしょう。

現代は、選択肢が増えて、
余計に惑わされるようになった
と思います。

食べる量についても、
子どもの頃は、
親が子どもの食事量を
気にかけてくれますが、

大人になると、
自分の意思で食べたい分だけ、
好きなだけ食べることができるようになりました。

健康に気をつけ、
これは身体に悪い食べ物、
これは太る食べ物と
カテゴライズするようになりました。

著者は、
食べ物に悪者はない。
食べちゃいけないという意識をなくそうと
言っています。

食べものに善し悪しをつけない
という発想はなるほどと思いました。

食べものをどういう食べものにするかは、
自分自身の意識のせい。
それならば、私次第で、
食べものを良いものとして
決めることができます。


“食欲が抑えられないのは、体が求めているからなので、
意志の力で押さえつけるのはすごく大変です。

だから、「私は意志が弱い人間だからだめなんだ」と
自分を責めない”


この言葉、すごく心強いです。
つい我慢が足りないからだと責めがちですが、
体が求めているから食べたくなるのですね。

“同じメニューを食べるのでも、
「おいしいなぁ、幸せだなぁ」という認識だと、
全身の細胞が喜んで受け入れてくれるので、結果も良くなる。”

何でも食べていいと言われると、
嬉しいです。

これは食べても良い、
これはダメとやっていると、
食べることに疲れます。
幸せだなぁという認識を持ちたいです。

“でも、決して暴飲暴食をしていい、といっているのではありません。

本能に従って体が求めるもの(食べたいもの)を食べたほうがいい

1週間に1度くらいは自分へのごほうびとして、
十分に幸せを感じておいしくケーキを食べれば、
ストレスも発散できて、良い結果が出ます。”

やっぱり、
暴飲暴食をするのはダメですね。
ストレスがたまった時におこりがちな
暴飲暴食が減れば、
身体への負担は軽いでしょう。
ケーキも、1週間に1回程度ですね・・・。

おすすめする食事内容

ご飯(3食)と味噌汁を
とることを勧めています。


『粗食のすすめ』の著者、
幕内秀夫氏と同じ方向性です。
昔から日本人はご飯を主食にし、
おかずはあまりなかったけれども、
米をたくさん食べてきました。

“「非日常食」は目的が異なります。
食の楽しみを満喫する豪華な外食や嗜好品、
またはちょっと手を抜きたいときの便利な食事という
「非日常食」が続きすぎないように注意しましょう。

前後に「日常食」を食べることでバランスをとれば
食べものを良い悪いではなく、
日常食、非日常食として捉えるやり方はいいなと思います。

ただし、非日常食を食べると、
ずるずると日常食に戻れなかったりするので、
注意が必要です。

“胃腸をしっかりと〝 筋トレ〟 して鍛えると
体温が上がりやすくなり、体質を改善できる”

食事を筋トレと考えるのは、
面白いなとおもいました。
胃腸の筋トレは、
咀嚼などによって胃腸を動かすことです。

固形のもので噛めるものがおすすめです。

糖質制限は?

著書は、ご飯と味噌汁を勧めています。

糖質制限実践者にとっては、真逆です。

ゆるい糖質制限を実施している
私は、ご飯などの糖質をとると、
お腹が重く
眠くなったり、太ってきます。

“甘いものが無性に欲しいときは、
エネルギー源(炭水化物)が
足りていないことがほとんどです。

ただし、このとき甘いものを食べてしまうと、
欲求を抑える持続力が短いので、
またすぐに欲しくなってしまいます。

解決策としては、 ご飯(お米)をしっかりと食べる”

甘いものが欲しい時は、
エネルギー不足というのは、
感覚としてよくわかります。

しかし、ご飯をしっかり食べると
私にとっては、
糖質過多にならないかなという不安もあります。

“甘いものがやめられない方は、
思い切ってご飯の量を増やしてみてください。”

“ご飯を多めに、というと、糖質量を気にする人がいます。
でも、ご飯はとても燃えやすく代謝を上げてくれる食品です。
だからまず、「日常食」として、ご飯を”

以前、米をしっかり食べてみたことがありましたが、
やはり甘いものは辞められませんでした。

しかし、甘いものが欲しい時には、
先にご飯を食べておけば
お腹いっぱいだから、
甘いものの食べ過ぎを防げるかもしれません。

食べ物を悪者にしないという考え方を
まずは、身につけたいと思います。


米をたくさん食べた方が良いのか、
ある程度の糖質制限をした方が
良いかについては、
迷う所です。


 

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